またまたご無沙汰の更新です。 今回はじわじわと好評の新作食パンについて。
Facebookでは、早々と紹介しましたが今月から登場の 熟成山食パン(320円)
断然、ご飯党の私がおいしい白米の様な食パンを作りたいと何度も試作を繰返し出来たのがこの食パンです。
とにかくもちもちであることを追求し、しっとり柔らかくどの様な食材ともマッチするシンプルなものを目指しました。
最近、色々なところで生クリームや牛乳、バターをたっぷり入れたり、卵やハチミツなど材料にとてもこだわって、口に入れた瞬間においしいと感じる食パンが増えてきていると感じます。 そのままでも美味しさがすごくわかりやすいので、とても人気なものが多いですよね。
その様な食パンも好きですが、食事と一緒に食べるならもっと違ったものが良いと思います。
今回の新作に関して話すとちょっと長くなります(興味のある方は最後までどうぞ)。
熟成山食パンは、北海道産小麦の「夢ちから」と「春よ恋」を使用しています。
これまで内麦は九州産のものを使っていましたが、更に製パン性に優れた食パン向きの品種をブレンドしています。
小麦粉の品種の特性もありますが、もちもち感を高める為に湯種(小麦粉と熱湯をこねたもの)を使用したり、発酵に48時間以上かけたりして、吸水は90%に。
※小麦粉に水分を多く入れることが重要で、種類にもよりますが通常は65%~70%。水分を多く含んだ生地はもちもち感はupしますが、非常に扱いにくくなります。
パンの風味を良くする乳製品や卵は一切入れず、小麦粉以外はイースト、砂糖(甜菜糖)と天然塩(ゲランドの塩)、ラードのみなので、小麦本来の風味と長時間発酵熟成によって引き出された旨味を味わうことができます。
1枚目は何も付けずにそのままで、2枚目はトーストしてそのままで、最初の2枚はこの食べ方がおすすめです。
もちろんバターやジャムとの相性はバッチリですよ。
試食も用意していますので、ぜひ一度お試し下さい。
最後に余談ですが、パンの焼ける香りはバターの香りがしてとても好きですが、この食パンの焼きあがるそれは小麦のとても香ばしい香りがしてとても幸せな気持ちになります(*^^*)
福岡・大手門の路地裏にあるパン屋パン工房プチソレイユ